「今日こそ勝つから。」


俺は佐藤姉に勝ったことがない。


部活は引退してるから、授業でバドをやっている今勝たなきゃ機会がない。



「はいはい。あ…。」


佐藤姉は思いついたように笑うと俺に近づいてきた。