気にしないようにすればするほど…… 瑠夏のことが気になって、 チラッと瑠夏を盗み見ることにした。 「……っ!!」 と、同時に瑠夏の腕の中にすっぽりおさまった身体。 か、かか……か顔っ!! 近すぎるわよ~!!! もう今すぐ死にたい…… なんでこんなにドキドキしなきゃならないの? 心臓がもたないわ。 ひとまず、ひとつ呼吸をして心を落ち着かせる。 チラッと瑠夏を見てみると…… すーすーと寝息を立てて、 眠っているようだった。 「ね……寝てる」