「おいっ。大丈夫か?」 私がぶつかってしまった人が私に手を差し伸べてくれた。 でも・・・ それが、さっきの“快人”重なってしまった。 「い・・・いやぁっ!」 私はその手をふりはらい、急いで階段を駆け下りた。 だから、私は“2つのコト”に気づくことが できなかった。 “快人”が、私に手をふっていたコト そして・・・ 未来の私の 大切な大切な人のコトを 見逃してしまったコト ここで、私が“貴方”という光に 気づいていたとしたら・・・ あんな“結末”にならずに すんだのだろうか?