そして放課後、
サッカーをした後に
僕と洸は並んで帰っていた。



「くっそぉー!悔しいっ」


「くくっ……。
俺に負けたもんな」



「違う!晴希に負けたの。
晴希サッカー上手いもん…」



まさかの晴希と洸を
敵に回すとは…………。

この2人は
1、2を争うくらい
サッカーが上手いからな。


「あの時、晴希から
ボール奪えてたらなあι」


僕は大きく溜め息をついた。


そんな僕を
洸は笑うと思ったのに

なぜか不機嫌になる。


その表情を
僕は見逃さなかった。