あれから、僕と洸は
また普通に
幼なじみへと戻った。


なんだか複雑な気持ちだけど
また話せるようになって
僕は嬉しい……。




登校していると
後ろから
聞き覚えのある声がした。



「梨羽ー」


この愛しい声は
僕の知っている限り
1人しかいない…………



「おはよー、洸」



僕は
いつものように
洸に話しかけた。


すると洸も
「おはよう」と返してくれた。



そして
当たり前のように
2人で学校へ向かうのだった。