家に帰って
僕は思う存分に泣いた。



どうせ僕は洸にとって
幼なじみにしか過ぎない。


「もぅ……やだよぉ」



なんで僕は洸を
好きになっちゃったんだろう?


もともと
それが叶わぬ願い、
だったのかな?



もっと可愛かったら

きっと

洸だって

振り向いてくれたのかな?



あぁーもう!



「洸なんて……大嫌いッ!」




このまま……

涙と一緒に

洸への想いも

消えてしまえばいいのに……