可愛くなりたい




「梨羽、立てるか?」



そして僕に手を差しのべた。



「あ…ありがとう」



僕は晴希の手を握って
立ち上がった。


…………ん?

ちょっと待てよ?


さっきの晴希の発言って
話し方を変えただけで
雰囲気が変わるって
言ってるようなもんだよな!?



それって…………



女の子に
見えるって事だよなぁ(照)?



よし!
この調子でいけば
洸にも女の子として扱われるかも~♪




僕は
小さくガッツポーズをした。