可愛くなりたい




「良いんじゃね?
もともと梨羽って可愛い方だから別に変じゃないよ」


そう言って晴希は
僕の頭を優しく撫でてくれた。



「……ありがとっ。
晴希って優しいね…♪」



僕がそう言うと晴希は



「ははっ!調子に乗んなよ」



そう言って
離れていった……。



やった!
ムードメーカーの晴希に
誉められた♪


これなら洸だって
誉めてくれるはずだ♪



僕は無意識に
ニコニコ笑っていた。