僕がサッカーして
怪我を悪化させない為に

洸は嘘まで言って

僕を止めてくれたの?




「こ、洸っ……」



遠くを歩く洸に
僕は叫んだ。



「ん?…なにー?」



洸も同じく僕に聞こえるように大きな声で言った。




「…ありがと」



「……ああ」




僕が笑うと洸も
また笑ってくれたんだ。




そして
僕の好きは
また積もっていった。