唯一、通学手段の途中にある信号にさし当たった

ずっと前からある古くさい信号。

ま、赤だろうが青だろうが車が通らないから関係ない



「!!」

筈だった。




危ない、と思った時にはもう遅かった

真横にトラック


キツく、キツく眼を瞑った









……………
…………………?

おかしい、もう俺はぶつかった筈なのに…痛みがない

そっと眼を開く

「…、…は?」

開いて感じた違和感、確実におかしいのは

「なんで…夜?」