そのうちに事実はねじ曲がり、王子の命の恩人はあの日通りがかった娘だと勘違いしてしまいます。

やがて王子と娘の結婚が決まり、姫は悲しみに暮れます。

そのとき姫の姉たちが現れ、自分たちの髪と引き換えに魔女にもらった短剣を差し出し、王子の流した血で人魚に戻れるという魔女からの伝言を伝えます。

けれど姫は愛する王子を殺す事は出来ず、自分の死を選びました。

海に身を投じた姫は空気の精となり、天国へと昇っていきましたー。