急に真顔に戻って 目をじっと向ける。 そして微笑んだ。 「あ、思い出した。」 わざとらしく言った。 「何を?」 「一年前に聞かなかった事してって、言ってた事。」 「忘れてたの?」 ドキっとした。 「うん、だって一年言わなかった事にしたからなぁ。」 「真面目だね、先生。」 「思い出したから、言って良い?」 「ど、どうぞ?」 偶然かな、 一瞬風が止んだ。 心臓も止まりそう。