深呼吸をして トイレから出ると ちょうど通りかかった 大好きな人。 「あっ、先生これあげる。」 小梅を差し出した。 「おっ。ありがとう。これうまいよな。」 黒ブチの眼鏡の奥には 優しい目が映る。 「今日は部活ないの?」 「あ、うん。今年はもうないの。」 「じゃもう帰るの?」 「うん、帰る。」 なんか私、おうむ返しになってしまってる。