「その花がお前を選んだんだ。 ほらっ!!ライブしっかりやってこい!!」 緩んでた顔が少しだけ 寂し気に見えた。 …のは気のせい? 「えぇっ?ん?あ、うん!!頑張ってきまーす。」 ―先生、どうしたの? って言葉を言ってたつもりが 声にならなくて。 先生の言葉も表情も 妙に引っ掛かるんだけど… なんとなく聞き返せなかった。