ずっと、居て欲しい。




「せんせー。飴ちゃんどうぞ。」



「いいの?ありがと。
俺この飴好きなんだよねぇー。」


放課後くらいになると

先生はご機嫌も上々。

声のトーンも朝より高め。


「じゃあお礼にこれどうぞ?」


先生がポケットから取り出したのは

黄色っぽい小さな花だった。