すると仁の眉間にシワがより、 「俺なんかと話して嬉しい、だと?」 と言った。 「もちろん!アタシ、こういう日常的なことが一番幸せだからさっ!」 ほんとに、そう。 お嬢様の世界は、つらい。 常に何かに縛られてる感じがする。 とても、息苦しい場所。 「・・・幸せ、か。」 仁は悲痛そうな顔をしてそう言う。 「何?何か悩み事でもあるの?」