あたしの目の前には古い作りの大きな立派な家。 「ただいまぁ」 「…お邪魔します」 新幹線の乗り降りの旅が終わりを迎える。 ぶっちゃけ婆ちゃんちに来たのは初めて。会うのも初めて。 中に入ってく母さんの後を追うとリビングらしき部屋があった。 「やよいーっ!!」 母さんに抱きつく人物に自然に目が行く。