「昴・・・!どうしたの?」


 つかまれた腕が痛くなってすこしだけ大きな声で訴える



 「あ・・・ごめん。」











 「・・・どうしたの?」



 「岬は・・・なんとも無かったよ。『すいません。お幸せに』だって。」


 「じゃあなんで・・・?」



 「なんでって・・・?」


 「昴怒ってるもん。」
















 「それは


  お前が田沢なんかと楽しくしゃべってるから・・・・・。」






 嫉妬?









 「え・・?」







 「なんか・・いやだったから・・。」







 昴が嫉妬?









 「ふふっ。」





 「何笑ってんだよッ!!!」




 顔を真っ赤にしながら昴が怒る



 「ごめんね、気をつける!」



 「お・・おう。」




 ちょっとうれしかった