一匹狼くん




「ごめん…」
「謝んないでよ!!!
侮辱してるの!!??」


思わず足がすくむ
歌穂がそんなこと思ってるなんて
しらなかった


「最低…」

そいって走ってった




「愛実ちゃん…」
目の端に写ったのは金色の髪

晴くんに聞かれてたんだ…









「晴くん、
中途半端な気持ちなら
歌穂と付き合わないで……
歌穂、辛そう……」

「けど「あたしが別れたのも…」

あたしが、別れ
切り出したのも


「それが理由だよ?
好きになれないのに縛りたくない。」