その瞬間、たまらず泣き出した

「もう、やだ………
もうやめる、雷斗のこと……」


泣き出すあたしに
戸惑いながら慰めてくれる

「なに、あったの?」

それにも答えられなくて






こんなに辛いなら
もう好きになんてなりたくない。


「ごめん、晴くん
迷惑ばっかかけて」

「いいよ、
晴にできるの
これくらいだから」

涙拭いて校門の外にでた


「なんか帰るのやだな
目、腫れたし…」

「愛実ちゃん、
こないだの撤回していい?」