「なんで。 宮野に言う必要ある?」 ない、けど…… きついなぁ…… 「愛実?」 聞き慣れた声がして見る 「楊? ちょうどいいや、乗せて♪」 そいって大2の兄、楊のチャリの荷台に 背中合わせにのる 「雷斗、ありがと またね」 笑って手を降った 「ぉー」 「愛実も彼氏、できたわけ?」 って笑う楊 「ぅ゛ーー……」 我慢してた涙、 溢れてきた 「ちょ、愛実??」 お母さんにこんな顔みせらんないし 家の近くの公園