そうして私はまたあの世界に足を踏み入れることになった。 まだこの時までは良かった。 まだ大丈夫だったんだ。 なのに、これ以上ないくらいの災いが私と魔竜紀を襲う。 神様、お願いです。 私はいいから魔竜紀だけは巻き込まないでください。 そんな淡い願いも叶わずに――――