強くて弱い女




「えー?オレがやってる訳ないじゃん。」





「だろうな。」





だろうねぇ。





チャラ男が宿題なんてやってる訳がない。





てか分るんなら聞くなって。





「ったく。んじゃ、誰か見せてくんね?」





そう言うと誠って奴はクラスの人に問いかけた。





私は関係ないし。





そう思った私は椅子に座って外を見た。





今日はいい天気だなぁ。とのんびりと考えていたら





「塩崎くぅん!私の使ってー!」





「私の方がきれいに書いてるよー!」





と、耳障りな声が聞こえた。