強くて弱い女




「あ、お前昨日の・・・。」





昨日の男は私を見るなり近寄ってきた。





「ども。」





私は軽くお辞儀をした。





それにしてもイケメンだなぁ。





そう思っていると、私の後ろから声がした。





「あり?どうしたんだ、誠。」





振り向いてみると、金髪のチャラそうな男が立っていた。





・・・・落ちこぼれ・・・・。





「和希(かずき)宿題見せろ。」





このチャラいのが知り合いの上に上から目線?!





何もんなんだ、こいつ。