強くて弱い女




・・・話し声がする。





聞いたこともない男の声と・・・・愛華の声・・・?





そう思った途端、俺の心臓は激しく動き出した。





自然に足取りも速くなる。





ガチャ・・・





「うす。」





なるべく冷静を保った。





するとすぐに愛華が目に入った。





「愛華!」





思わず大きな声が出る。





しょうがないだろ?





1カ月も会っていなかったんだ。