"佐藤が鈴木の下僕になった"

そんな噂から1週間。

私のパシリの佐藤奏は
隙あらば友達に昇格しようとした。


恐れていた女子からのイジメ的なものは幸い今のところない。

そりゃあね、パシリですし。
私は冷淡らしいしね。



「おはよー凛ちゃん!お勤めご苦労様です!」

そう言ってカフェオレを私に渡すのが
佐藤奏の朝の仕事。

「ありがと。」

私がお礼を言うといつもの満面の笑顔。