あれから家にもどった私は親友の奈津に電話をかけた…。



「奈津…私フラれちゃった…」


奈津には告白するという事を前々から話していた。



『そう…奈菜今家にいる?』


「えっうん…自分の部屋に…」


『今から奈菜んち行くわ…』


「えっ?どうして?」


『バカ奈菜、心配だからよ…』



私は奈津の言葉を聞いた瞬間、いきなり泣き出してしまった…。親友だからとはいえ、こんな夜遅くに心配だから来てくれるなんていう親友、なかなかいないよ…。



『奈津っ…ぅッ――…ありがッとう!』


『もー何泣いてんの?ぢゃあ切るよ?』



『うん…ッ…』