blue tears love ~僕等の秘密~

次の日、僕は店で昨日の試合の写真をチェックしていた。


「いい写真撮れてるなぁ」


後ろから爺ちゃんの声がした。


「室内プールだったから、露出の調整が不安だったんだけど…結構いい感じだね。水しぶきも気になったけど、スピード調節もばっちり。さすが写真屋の倅って奴ぅ」


マウスをカチカチしながら答える僕に、爺ちゃんは肩をたたき笑いながら言った。


「いや、被写体がよかったんだ」


と言って、画面を指差した。



そこにはあの彼女の写真があった。