コンビニの前で1人の白髪の男が高校生らしき集団に絡まれていた。


「おい、そこの白いの!中坊のクセに白く染めてんじゃねーぞ!!」

「白く染めるのに年齢の制限があるのか?知らなかった!!」

「おい、坊主…高校生、舐めてんと怪我するぜ♪」

「悪いが…お前のようなキモい奴を舐める趣味はない。」

「キモいだと??本当にボコされねーと分かんねーみたいだな?」

「来るなら来なよ♪相手してやるよ!!先輩♪♪」



「グハッ…な、何なんだ、てめぇーは?」

「僕か♪僕は砂益中3年 東條拓斗!!ちなみに神夜高校に進学する予定だ。」

「て、てめぇーが東條か!!噂には聞いてたが…これまでとは……。だがな、うちの神夜を舐めてると怪我すんぜ♪」

「あんたら、神夜なのか!?はぁ~情けないね♪『西の神夜』と恐れられていると聞いたがこんなもんか…。拍子抜けだな。」

「おい、あまり調子に乗ってんじゃねーぞ!!」

「負け犬の遠吠えか♪僕はパンを買いに来たんだ…じゃーね、先輩♪♪」



やられた男は神夜四大派閥の1つ唐沢組の幹部だった。

この何でもない喧嘩が大波乱の幕開けになるとは…まだ、誰も知る由もなかった。