親には泊まってくるって言ったし…今日は野宿かな。
私はそんな事を思いながら道の端っこにしゃがんみながらお酒を飲んでいたいた。
男ばかり。
きも〜…
やりたい盛りなんだろうな〜。
十二時。
いつもなら寝る時間だ。
酔っているせいかいつもより眠い。
瞼が重くなってうとうとしていると誰かに声をかけられた。
重い瞼を開けてみると背の高い男の人が私の前に立っていた。
「大丈夫?さっきから見てたんだけど女の子一人じゃ危ないよ?送ってくからつかまって。」
男の人はそう言った。
まだ酔いがさめていない私はふらつきながら言った。
「あのねぇ誰だか知らないけどぉ私はぁ今日家にはぁ帰れないのぉ〜。だからぁ泊まらせてぇ〜。えへへぇ〜。」
男の人は一瞬戸惑った顔をした。
「いやあぁ〜?じゃあぁ〜特別にぃ泊まらせてくれたら言うこと一つ聞いてあげるぅ〜。」
男の人は困ったような顔から普通の顔に戻した。
「…わかった。」
そう言って男の人は私をおぶい家へ向かった。
