そのあとあたしたちは、時間も忘れてプールではしゃいでいた。



良太といると、時間が経つのが早く感じる。



まるで昔から友達だったかのように何でも話せるから不思議。



これも、好きっていうパワーかな。




「そろそろ上がらない?」



噴水が出ているところで泳いでいると、良太がそう切り出した。



「あ、うん…」



空を見ると、もう太陽が沈みかけていた。



もうこんな時間なのか…。