「…良かった、じゃあ…仕事が終わったら…向かいの喫茶店、《ポプリ》で待っててくれないかな?」


「……分かりました」
雪詩は軽く頷き、返事を返すと、店長は嬉しそうだった。


…ちょうど良かったのかも知れない。
家に帰っても、どうせ1人だし……。


ーーそれに…また炉惟のことを思い出す度に辛くなる。