「―――ッッ…ふざけんなよっ!?」


「ふざけてなんかいませんよ。」


「てめぇ……」

冬真の拳が上に上がった瞬間――。


「お兄ちゃんッッ!……やめてッッ」


炉惟の目の前に、雪詩が立ちはだかる。