｢お前が姫川の周りを
ウロつくことをだよっ!!!

オレは……オレは絶対に
許さねぇっ!!｣



｢……別にお前に許して
もらう必要はないと思うが？

オレ達は一緒にいたいから
一緒にいるだけだ｣



｢なっ…………!?｣



これには当麻クンだけじゃ
なく、数人の女子も
ピクッと反応する。



｢し、銀、何言って――…｣



あたしが慌てて銀のソデを
引っ張ろうとするより一瞬
先に、当麻クンがグイッと
銀の襟元をつかんだ。


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