「それならそうと早く言ってよ!

ソートーびっくり
しちゃったじゃない!」



「ゴ、ゴメンね。

あたしもびっくりしてたから」



謝って、なんとかこれで
いったんは落ち着いたみたい。



けど銀を見ると、彼の
ことを気に入ったらしい
女子数人に早くも囲まれ
ちゃってる。



(なんか……すでに人気者?)



銀、カッコイイもんね。

ムリもない。



ほんのちょっとだけ、
不安とジェラシーに胸が
チクチク。



複雑な胸の内をかかえて、
あたしは自分の席に戻った――。




―――――――…

―――――…

―――…


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