ドキンと鼓動が跳ねるのと
同時に、涼香の大声。



「やっぱりそーなのね!?

どーゆーことよコレ??

ちゃんと説明し―――」



「ちょ、ちょっと涼香、
ストップ!

落ち着いて!」



あたしは今にも銀に噛み
つきそうな涼香をあわてて
止める。



どんな事情にせよ、こんな
クラスメートの前で話せる
わけないじゃない


だって銀は普通の人間じゃ
ないんだから。



―――そう、思ってたんだけど。



その次の銀のセリフに、
あたしは目が点になった。


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