「アハハ、そっか……
そうだよね」



再び手を繋いで、
あたし達は奥に進んだ。



通路は一度狭くなった
けど、そこを抜けると
ものすごく大きな空間に出る。



体育館くらいはあるかな?

天井もすごく高い――広い空洞。



そしてそこはもう暗くなかった。


……明かりがあるんだ。

壁にいくつか、たいまつの
火が燃えてる。



それに――…。



「…………!? あれって――!」


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