「――悪いな。
小桃はオレが選んだ
たった一人の人間だ。
たとえ何があったって、
手放すつもりなんてないんだよ」
(銀―――…!)
ギュッと胸の前で両手を
握りしめて、あたしは声もない。
そんなあたしの目の前で。
銀は呼吸を止めると同時に、
受け止めてた当麻クンの
腕をクイッと回して下に払った。
そして次の瞬間には、当麻
クンは1メートルくらい
後ろに大の字になって倒れてる。
――銀の攻撃は早過ぎて
全く見えなかった。
_
小桃はオレが選んだ
たった一人の人間だ。
たとえ何があったって、
手放すつもりなんてないんだよ」
(銀―――…!)
ギュッと胸の前で両手を
握りしめて、あたしは声もない。
そんなあたしの目の前で。
銀は呼吸を止めると同時に、
受け止めてた当麻クンの
腕をクイッと回して下に払った。
そして次の瞬間には、当麻
クンは1メートルくらい
後ろに大の字になって倒れてる。
――銀の攻撃は早過ぎて
全く見えなかった。
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