《完》見つめて! SILVER☆EYES ~狼クンはイケメン転校生~

「小桃を賭けた闘いなら、
オレにも資格はある。

いやむしろ、今ならオレの
方がふさわしいくらいかもな」



独り言のようにそう言って、
銀はスッと腰を落とすと
戦闘の構えをとった。



その動きには変身する前の
銀が見せてた狼狽は
かけらもない。



「さぁ来い。

もちろんオレも身体能力
だけで闘ってやる」



尊大すら聞こえる声でそう
言い放つけど……
今度は当麻クンの方が
パニクっちゃってて、
とても闘える体勢じゃない。



「な……にワケのわかん
ねーこと言ってんだよ……。

お前、マジで何なんだ……!?」


_