「それはもういいっての。

壊れたスピーカーかお前は」



「スピ……?」



英語の意味がわからない
銀は眉間にシワを寄せた。



それがますます当麻クンの
イラ立ちをつのらせる。



「マジでムカつくんだよ、
お前っ!

なんでお前みたいなワケの
わかんねーヤツが、ずっと
姫川と一緒にいんだ!?」



「…………!? 何――…?」



「てめぇみたいな怪しい
ヤツには、姫川は渡せねぇ。

そう言ってんだよっ!!」



「しっ、銀―――…!!」


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