「だーもーっ、銀のアホッ!

だから意味が
違うってーのにぃぃっ」



「あわわわわっ。

せ、せやからオレを振るなぁぁ」



騒がしい二人の隣で、
あたしはもうただ息を
詰めて銀を見てることしか
できなかった。



こんな表情の銀を見るのは
初めてで――

なんだか胸が苦しくて、
どうしたらいいのかわからない。



「オレは人間だ……
小桃と同じ……」



もう何度目かになるその
言葉が、銀の口からもれる。



それを聞いた当麻クンは
ハンッとあざけるように
鼻で笑って、


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