《完》見つめて! SILVER☆EYES ~狼クンはイケメン転校生~

「うん――…」



あたしにも聞こえたよ。
その声が。



やっぱり銀は、いつだって
あたしを想って守ってくれる、
あたしだけのナイトだ。



あたしは言葉もなく銀に
抱きつくと、彼の広い
背中に回した腕にギュッと
力を込めた。



触れた体を通じて伝わって
くる銀の鼓動はあたしと
同じ速さで。



あたしはそれがものすごく、
嬉しかった――…。





     ☆☆☆☆☆



_