《完》見つめて! SILVER☆EYES ~狼クンはイケメン転校生~

「銀――…っ!?」



「問題ない。気を失っただけだ。

じきに目覚める」



冷静に言いながら、銀は
大きな跳躍で一瞬にして
あたしの所に戻ってきた。



「……戻ろう。

こんな所に長居は無用だ」



「ウ、ウン……」



銀が来てくれて、不良も
気を失った。



周囲には静けさも戻り、
あたしはようやく全身が
本当に安堵してくのを感じる。



「ありがとう、銀。

助けてくれて……」



「オマエに何かあれば、
オレが助けるのは当然だ。

……呼んでくれるのを、
ずっと待ってた」


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