《完》見つめて! SILVER☆EYES ~狼クンはイケメン転校生~

「小桃、大丈夫か?」



銀はしっかりとあたしを
抱き留めて、囁くように尋ねる。



「大丈夫だよ。

ねぇ、どうしてここが
わかったの?」



「オマエが呼んでくれたから。

必死にオマエの気配を探してた。

オマエの意識がオレに
向いたから、声が聞こえた」



「銀………!」



やっぱり思ったとおりだ。


銀はあたしの心の声を、
ちゃんと受け止めてくれた。



「ゴメンね。あたし、
気づくの遅くて……」


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