それに何より、銀はここに
修行しに来てるんだもん。


あたしもできる限り、その
修行に協力してあげたい。



……だからあたしは
昼休みや放課後には、少し
でも早く銀が慣れるように
校内を案内したり、色んな
ことを教えたりしてた。



銀は人間としての生活にも
どんどん慣れていって――


まるで本当にずっと前からの
クラスメートみたいに
一緒にいれるのが、嬉しかった。




「……で、今日はどこに
行くんだ?」


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