さっきから握られている手が熱い。

心臓はバクバクいってる。
聞こえちゃうんじゃないかって焦ってる。


あたし顔真っ赤。

友『梨亜?どうしたの?顔赤いよ?』

気付かれては…

友『熱かなぁ…』

ない…みたいだね。


本当、あたし今日出会った人に何ドキドキしてるんだろう。


梨『え!?熱とかじゃないし。大丈夫だよ?』

とは言っても顔が真っ赤で中々戻ってはくれない。




は…恥ずかしい。


友『本当に…?』

眉を八の字にして本当に心配そうに見ている。


梨『うっうん!大丈夫だよっ!それより、奢って、奢って!』

無理矢理にでも話しを変える。