また朝がきた。
うちの嫌いな朝。

これでもうちも女。
好きな人もいる。
その人のことを知ってるのはひなだけだった。

「はよー」
「拓哉ーはよー」
「ひなが嬉しそうだな」
「なにがあったの?」
「男ができたんだって」
「へぇ〜」

「咲那はよー」
「ひな男ができたんだって??」
「うん。」
「だれ??」
「俊君」
「ひな悪いけど…うちの前から消えて」

ひなはすぐに消えてった。
俊君はうちがひなにすきって言ってた人。
ひなとは仲よくできない。