“コンコンッ”




「…陸斗?もう寝ちゃった?」




「………。」




瑛奈は陸斗の部屋へ入り、声を掛けたが陸斗の返答はないまま、側に近寄っていった。






「…テレビ付けたまま寝ちゃダメじゃん(笑)…じゃあ、おやすみなさ…!?」




寝顔を見て満足した瑛奈は立ち去ろうとすると、陸斗は腕を掴んだ。






「…ビックリしたぁ(笑)起きてるなら返事位してよ!」




「ビックリさせようと思って♪」




陸斗は瑛奈を驚かそうと寝たふりをしていたのだった。






「ってか、瑛奈風呂なげーよ!!」




「女の子は長風呂なの♪」




「…ふ~ん。何処をそんなに洗ったん?見して♪」




陸斗はそう言うと瑛奈のパジャマのボタンを外していった。






「もぉ~!!バカな事言わないの!!」




瑛奈は陸斗の手を払うとボタンをつけなおした。