「…亜希子さん…」
「…陸斗君の事は、小さい頃から本当に
自分の子供のように大切に想っているわ。
…もちろん、瑛奈と陸斗君の事は私も心から嬉しい。
…でもね、瑛奈の病気はこれからどうなるのか分からないの。
だから…陸斗君にはちゃんと考え…」
話しながら涙を流している亜希子に気づいた陸斗は、驚きながらも話を聞いていた。
「…ッ考えなくても、俺が瑛奈の傍にいたいんです!
…それに俺は全然、病気の事も諦めてないんで。
…亜希子さんまでそんな事言わないで下さい。」
「!!…ッ本当よね
…私が信じてなくちゃダメよねッ
…ありがとう。
…陸斗君、瑛奈の事を宜しくね☆」
陸斗の力強い言葉に、気づかされた亜希子は、涙を拭うと笑顔を見せた。

