「ッじゃあ何で!!ッ何でこのネックレス持ってんだよ!? …いらないって捨てたはずじゃなかったのかよ!? …ッ何でッ何でそんな大事そうに持ってんだよッ…」 「…ッ…」 陸斗の力強い問いかけに、瑛奈は何も返す事が出来なかった。 陸斗から離れる為に、海で一度は捨てたネックレス… 陸斗が海を去った後… 瑛奈は必死で探したのだった。 「ッ俺は瑛奈が好きなんだよ! …ッ幼なじみとしてでも …瑛奈の傍にいたいんだ…」 何も返そうとしない瑛奈に、陸斗は懇願するように力強く言った。